カウンセリングの副作用
カウンセリングは、話を聴く中でカウンセラーがクライエントとともに、悩み、症状の改善を目指していくのですが、
時折下記のような弊害をもたらす事もあります。
副作用が起きる事は、カウンセリングの経過上、多少は考慮しなければならないケースもありますが、クライエントに
とって少し辛い経過を経ても、改善に向かうための必要なものではなく、カウンセラーの無知や無自覚によって生じる
副作用避けなければなりません。
■カウンセリングの副作用
@気分の落ち込み、不安が大きくなる
カウンセリングでは、自分の心や抱える問題、辛い過去と向き合う事があるので、カウンセリングを受けた後に気分
が落ち込む事もあります。
また、カウンセラーが、クライエントに余計な不安を与えてしまう事で、感じなくてもいい不安を抱く事、今ある不安が
大きくなる事があります。
カウンセラーは、そのような事がある事をよく理解し、言葉の細心の注意を払い対応しなければなりません。
当然、言いにくい事でも言わなければならない事もあるので、カウンセラーがどのような伝え方をするかという事が
とても大切なのですが、そういう意識が無いカウンセラーのもとでカウンセリングを受けると、カウンセリングを受けた事
で不必要な気分の落ち込みや不安が大きくなるという事があります。
ただ、カウンセリングというものは、決して気分が癒される事ばかりではありませんので、カウンセリングによって気分
が変化した時、意識するようになった事があれば、カウンセラーにそれを伝えて下さい。
誠実なカウンセラーであれば、その気持ちの変化もちゃんと取り上げ、カウンセリングに活かしてくれるでしょう。
A症状の悪化
カウンセラーの無知、無自覚でクライエントの症状を悪化させてしまう場合が合います。
例えば、精神医学、性格学、薬の知識がないために、病院に行く必要のある人に、カウンセリングだけで対応し
続けたり、その人の性格を考えず、不適切なアドバイスをしてしまったり、カウンセラー自身のの感情や抱えている問題
に無自覚なため、クライエントの心を深く傷つけてしまったりする事で、余計に問題を悪化さえててしまう事があります。
カウンセラーは、カウンセリングの知識だけでなく、精神医学、性格学、薬の知識は必須だと私は思っています。
また、知識だけでなくカウンセラー自身が自分の心、自分の過去、現実に対しちゃんと向きあえてなければなりません。
そのためにカウンセラーとしてクライエントと接する前に教育分析を受け、働き出してからもスーパーバイズを受けて
いる事が、プロとして働くための最低条件です。
Bお金の消費
カウンセリングの料金は、決して安いものではなく、相場の目安としては、5,000円くらいから15,000円くらい
ではないでしょうか。
通い続けるにはそれなりの費用が掛かりますので、カウンセラーを選ぶ時、料金設定は良く見てほしいと思います。
そして、なぜこのカウンセラーはこの料金なんだろうと考えてほしいと思います。
あまり、安すぎるところやいつも無料相談、無料カウンセリングをしている所は、もしかしたらクライエントがあまり
いないのかも知れません。
そうなると当然、臨床経験を積む事ができないので、カウンセリングの腕も向上しないでしょう。
そのため、たまに来談したクライエントも定着しないという悪循環に陥っている可能性があります。
逆にあまり高すぎるところもどうでしょう?
カウンセリングは、基本的には1回通ったからと言って劇的に問題が解決するという事はありません。
たくさんの金をもらったとしても、カウンセラーが1回のカウンセリングでできる事には限りがあります。
そのため、私は自分が生活していける範囲で、なおかつクライエントがカウンセリングを継続できそうな料金設定に
しています。
Cカウンセリングへの失望
カウンセリングに通う事を決意するには、それなりの勇気が必要です。
カウンセリングを継続するには、自分の抱える問題を解決するという意思が必要です。
カウンセラーは、クライエントのその思いに応え、誠実にカウンセリングを続けていかなければなりませんが、
不誠実な対応をしているカウンセラーがいる事も事実です。
そのために、勇気を出しカウンセリングに行った結果、カウンセリングやカウンセラーに失望して、
「二度とカウンセリング何か受けるもんか!」と思う人もいるでしょう。
しかし、カウンセリングに通う決意をした人の中には、必ずカウンセリングを受けた方がいいという人がおられます。
そういった方達が、カウンセリングを受けた事で、カウンセリングを受ける気力を無くしてしまうという事は、その人の
人生に関する何らかのきっかけを無くしてしまう事でもあり、それは明らかに質の悪いカウンセリングによる弊害です。
カウンセリングに失望した方は、もう一度じっくりと自分に合った良いカウンセラーを探して欲しいと思います。
上記に書いたように、カウンセリングには弊害もあります。
この事は、カウンセラー自身がしっかりと理解しておく必要があります。
私自身も、自分への戒めとしていつも自分の言葉、態度、関わり方がクライエントの援助となっているか考えながら
仕事をしていきたいと思っています。
カウンセリングに通おうかと考えておられる方は、上記の事を念頭にカウンセラーを探して欲しいと思います。
・カウンセリングとは
・カウンセリングの流れ
・カウンセリングの効果
・カウンセリングの副作用
・医者とカウンセラーの違い


